朝のフラ 朝のウォーキング 心臓に負担が掛かる危険性についての検証

運動不足を手軽に解消する手段として、ウォーキングが流行っておりますね。特に朝のウォーキングは、夜に比べて習慣化しやすい事や、通勤を利用して出来る事、また朝日を浴びながらする事は、気分も良くなる事から、人気のあるエキササイズになっております。しかし、一方では朝のウォーキングは、心臓に負担が掛かる危険性があるという説もあるのですね。では、ウォーキングよりも運動量のあるフラは、そのような危険性はないと言えるのでしょうか?朝のウォーキングの健康に対する危険性と比較しながら、フラの危険性について検証してみましょう。

朝のウォーキングのメリット

ウォーキング自体は、健康に良いエキササイズです。深い呼吸をしながらする事が出来ますので、自律神経のバランスが整ってきます。深く、ゆったりとした呼吸は、自律神経の調整に最も適しています。また、深い呼吸をする事で、肺の機能回復や向上につながっていきます。より一層、酸素を取り込めるようになるのです。

血流が良くなる事で、ベトベトな血がサラサラになりますから、コレステロールや中性脂肪を減少させる効果もあるので、ダイエットにも繋がります。そして、リンパ球やホルモンの分泌が良くなりますので、免疫力アップにもつながるのですね。それから、深い酸素が脳内にも入っていきますので、脳の活性化にも効果があります。

にウォーキングをすると健康に対しどの様な効果があるのでしょうか?朝に行う場合の効果としては、先ずは、朝にしっかりと太陽の光を浴びる事で、体内リズムが整います。1日は、24時間ですが、人体の体内時計は25時間サイクルとなっております。これを自然のリズムと同じ24時間に調整しているのが、太陽の光なのですね。太陽の光を浴びないと体内時計は狂いやすくなり、それに伴って生体リズムも崩れますので、健康に悪影響を及ぼします。自律神経が乱れてくるのですね。

また、やる気や前向きな気持ちにさせる脳内物質のセロトニンも、太陽の光を浴びる事で多く分泌されます。セロトニンの分泌量が減少すると、疲れやすく、だるさも感じやすくなります。ですので、朝のウォーキングは、健康的な生体・生活リズムを保ち、やる気・前向きな気持ちを出させます。また、血流が良くなりますので、発汗しやすくなり、体温調整が上手く出来ますので、夏バテの予防も出来るのです。そして、夜は、飲み会の予定が入ったり、残業になったりする事もあって、習慣化が難しいですが、朝の場合は、起きる時間を自分で調整出来ますので、習慣化しやすいメリットもあります。

朝のフラのメリット

フラは、有酸素運動です。ですので、ウォーキングと同様、酸素がしっかりと脳内へ入っていきますので、脳の活性化に効果があります。また、フラは、上半身の動きと下半身の動きが全く違いますので、その点からも脳を使っていきますので、脳の活性化に繋がっていくのですね。フラは、歌詞の内容を表現する手話の一種ですので、上半身では手の動きでその内容を表現し、下半身でステップを踏んでいきます。それを同時にするのですから、身体だけではなく、脳も使っていくということなのですね。

それから、フラは、膝を曲げて中腰で、上半身を真っ直ぐにして踊りますので、見た目よりもかなりの運動量があります。大腿部の筋肉をしっかりと使いますので、筋肉が強化されます。ですので、基礎代謝がアップし、血流が良くなります。血流が良くなりますので、肩凝り解消に繋がっていくのですね。

その他に、見た目よりもかなりの運動量があり、激しい動きもありますので、継続的にする事で、体力が付き、持久力や集中力も養われます。また、血流が良くなる事から、血圧が安定する事もあるのですね。そして、南国の音楽に合わせて踊りますので、ストレスリリースになり、体調が改善されていくようになっていきます。ちなみにダイエット効果もあるのですよ。

朝に行う場合の効果として、フラは有酸素運動ですので、 脳にしっかりと酸素が行き届いて頭がスッキリします。身体を動かす事で、身体が軽やかになり、気分も爽快になりますから、身も心も軽く気力十分で1日のスタートを切る事が出来ます。また、朝にハワイアンミュージックを聴きながら踊るわけですから、音による癒しが得られ、自律神経も整います。

爽やかな気分で1日をスタートさせ、ウォーキングやランニングの効果と同様、気力充分な気持ちでその日を過ごす事が出来ます。また、レッスンの中で、ストレッチ、筋トレから始まり、ベーシックステップをしっかりと練習する内容であれば、朝の方が適していると言えます。気力も体力も充分である状態でレッスンに臨む方が、より一層身体に効果的なのですね。

朝のウォーキングのデメリット

ウォーキング自体は、前述した通り、とても健康に良いエキササイズであります。また、朝のウォーキングも健康のみならず精神的にも良いものです。では、なぜ心臓に負担が掛かる危険性があるのでしょうか?

それは、1日の時間帯によって、ウォーキングする事で、返って健康の危険性が高まるという事なのですね。ですので、適切な時間、条件で行う事が必須になってきます。

まずは、早朝運動で気を付けなくてはならない事があります。

  1. 心筋梗塞、脳梗塞は、午前中に多い。
  2. 起床時に直ぐに運動はしない。
  3. 起床時にストレッチがお勧めである。
  4. 水分補給を起床時に、ウォーキング前、ウォーキング中、ウォーキング後にしっかりと取る。

朝の起床時は、血液内の水分が汗で抜けてドロドロの状態であり、血栓が出来やすく、血圧が高くなりやすいため、心筋梗塞、脳梗塞になりやすいのですね。ウォーキングは、軽い運動ですが、寝ていた状態から直ぐに歩き始める事で、急激に血流が速くなり、血圧が上昇するので、危険なのです。ですので、起床時に直ぐにウォーキングする事は、避け、必ず時間を空けてから取り組む事をお勧めします。また、血圧が元々高い方や、高齢の方は、朝のウォーキング自体を避けた方が良いでしょう。

それから、起床時は、筋肉が固まっており、同様に関節も固まっております。そのような身体の状態で運動をするとかえって怪我をする可能性がありますので、起床時に入念にストレッチをしてから、ウォーキングをする方が良いですね。

睡眠中は、水分を取っておりません。かなりの長い時間、水分を取ってませんので、身体は、軽い脱水症状と言えます。ですので、起床時には直ぐに水分を補給する事。また、起床時にドロドロになっている血液は、水分を補給する事で、サラサラになり、血栓が出来にくい状態になりますので、起床時水分補給は必須です。また、ウォーキング前、ウォーキング中、ウォーキング後もしっかりと水分を取る事ですね。ウォーキングは軽い運動ですが、全身運動でもありますので、身体に結構負担が掛かります。ですので、思った以上に水分補給をする事は大事な事なのです。

朝のフラのデメリット

フラに関しては、基本、スタジオで練習するものですので、レッスンに通う時間帯は、習う方の生活環境次第なのですが、自由に時間帯を選択出来るのであれば、朝にフラのレッスンをする方がお勧めである事は、前述した通りです。では、ウォーキングと同様に、朝にフラのレッスンを受ける事に対する健康上の危険性についてはどうなのでしょうか?

フラに関しても、運動という視点で見れば、ウォーキングと同様な危険性があるという事です。いずれにしても身体を動かす事には変わりありませんから、同様な危険性があるという事なのですね。ただ、フラについては、一見軽い運動に見られますが、上半身を真っ直ぐにしたまま、中腰で踊りますので、ウォーキングよりも遥かにかなりの運動量があります。

ですので、ウォーキングの様に、朝食前にするなどは、以ての外であり、必ず朝食を取ることは必須です。実際に朝食抜きでフラのレッスンを受けた方が、倒れてしまった事がありますので、要注意です。それから、沢山の筋肉や関節を使っていきますから、午前中は、身体が固まっている状態ですので、しっかりと関節や筋肉を伸ばすストレッチをすること、筋肉を激しく使う前に筋肉に刺激を与えたり、筋トレを充分に行うことをしましょう。そうすることで、効率の良い身体の動かし方が出来るようになります。

まとめ

フラについてもウォーキングについても、朝にする事自体は、心身共に健康的であるのですが、起床時の身体の状態をきちんと把握して必要がありますね。また、一般論として良い、悪いという事はありますが、個人的な身体の特性も考慮しておく事も大事です。その上で、自分に合ったプランで運動する事が、健康へと繋がっていくでしょう。

参考までに以下の記事をご覧ください。

フラによる健康法 ウォーキングによる健康法 朝と夜の時間帯で効果とは