朝やるストレッチ 呼吸法とセットで痩せる効果絶大

朝は、忙しいという人が多いですが、朝の時間の使い方で1日の充実度は全く変わります。そして、長期的に見れば、体にも大きく影響を及ぼします。朝に5分間、ストレッチを継続的にすることで、痩せる効果があるのです。実際に筆者が毎日、朝の習慣として取り組んでいるストレッチについて健康面、精神面でどの様な効果があるのか紹介しますね。

ストレッチがもたらす効果

自分では、そんなつもりはなくても、椅子に座っているだけで体は曲がってきております。まして長時間座っていると、どんどん背筋は曲がり、内臓を圧迫していきますね。この様な日常的な事は、特に何処かが痛くなるわけではないので、放っておく事が多いです。

長年何もせずに、その様な生活を続けた結果、股関節や背中が硬くなり、歩行困難や四十、五十肩になったり、酷い場合には、大きな病気になる事もあります。

そうならない為にも、ストレッチは日常的に行う事が必要です。ストレッチとは、周知の通り、伸ばすこと。収縮してしまった体を伸ばす事で、下記のような効果がもたらされます。

◉ 身体的効果

  • 背筋が伸びて、姿勢が美しくなる
  • 関節の可動域が広くなる為、怪我がしにくくなる
  • 内臓が伸びる為、ポッコリお腹が解消される
  • 血流がよくなるので、各部位の凝りの解消になる
  • 便通が良くなる
  • 顔艶が良くなる
  • 睡眠の質が良くなる

◉ 精神的効果

  • 姿勢が良くなる事で自信がつく
  • リラックス効果が大きいので、気分が落ち着く
  • 行動的になる
  • 自律神経が整う
  • 明るく、快活になる
  • 前向きな思考になる

ストレッチをするだけで、これだけの効果があるのですね。体と心は常に一体です。体の状態を整えると、心の状態も整います。また、心の状態が良くないと、体の状態も悪くなっていきます。充実した毎日を送るには、ストレッチは必要不可欠とも言えるのです。

朝にするストレッチのメリット

筆者自身も、毎朝、起きるとまずは、一杯の水を飲み、好きなハワイアンソングをかけながら、ストレッチをしております。ダイエット目的でしているわけではありませんが、体重管理にも貢献していますね。

朝にストレッチをしているのは、数時間眠っている間に硬くなってしまった体に柔軟性を持たせ、日中の活動に向けて準備をする為であります。テレビでも、ラジオ体操の番組があります。そんな当たり前のことでも、ほとんどの方が、朝にストレッチをしていないでしょう。朝は、忙しくてそんな暇はないと言って、、、、

しかし、時間のことを言い出したらキリがありません。日中は仕事で出来ない、夜は疲れたから早く寝たい、やらない理由を言い出したら、いつまでたっても出来ませんね。

まずは5分だけいつもより早く起きてみましょう。最初は、2日に1回のペースで始めるといいかもしれません。継続する事が大切なので、無理なく出来るペースでやってみる事です。そして、続ける事で、数ヶ月後、体に変化を感じるはずです。

タイトルにもあるように、朝にストレッチを継続的にする事で、痩せるようになります。急激に痩せるわけではないので、最初は分かりにくいとは思いますが、正しくきちんとストレッチをする事で、体重に変化を感じることでしょう。

先ず、太るメカニズムについて逆算的に見直すと良いと思います。なぜ太るのか?体質的な問題は別として、

太るメカニズムには

  • 関節が硬いと血流が悪くなり、老廃物の排出が上手くいかなくなる。よって、老廃物が体に溜まるようになる。
  • 臓器が下腹部に下がることで、便秘になりやすい。
  • 基礎代謝が低いと、熱効率が悪くなるので脂肪燃焼がされにくい。

などが挙げられます。当然ながら、体を全く動かさず、食べる量が多ければ、上記の様なことにつながるので、体重は増えていく一方です。太らない様にするには、運動することが一番ですが、闇雲に運動すれば良い訳ではありません。

闇雲に運動したところで、かえって体の一部を故障したり、またお腹が空き反動で沢山食べ過ぎてしまった結果、もっと太ってしまったということになり兼ねません。

よって、運動効果を効率良く出すには、ストレッチは欠かせません。特に朝に行うストレッチは、1日の活動を始める観点からも、そして、痩せる体質にする観点からも、是非行ってほしいものであります。

睡眠の間は体の動きは止まっている為、血流も滞っている状態であります。起きた後、まだ眠っている体を活動モードに切り替える必要があります。コップ1杯の水を飲み、ドロドロになっている血液をサラサラにしてあげます。

そして10分から時間があれば15分程度、ストレッチを始めます。ストレッチをすることで、関節が緩み、可動域が広がります。関節の可動域が広がることで、水でサラサラになった血液が循環し始めます。

太る原因の一つが老廃物の溜まりでもあります。朝、起きたてにストレッチをして血流を良くする事で、老廃物の排出を促します。そして、ストレッチにより、腸の活動も活発になります。腸の動きが活発になることで、老廃物の排出も活発に行われるわけですから、朝から体はスッキリと軽くなります。

こうしてストレッチは、単なる準備体操ではなく、体のあらゆる機能を目覚めさせ、各臓器の活動を効率良く促し、循環させる役割を担っていると言えます。

痩せる効果を出すには呼吸法が重要

に行うストレッチには、血流を良くし、臓器の動きを活発化させることで、痩せる効果があるのですが、さらに痩せる効果を引き出すのには、呼吸法が大きく関わってきます。深い呼吸は、血流を促す役割もあります。

体の動きに合わせて、深いゆっくりとした呼吸をすることで、全身に血が巡っていく感覚を感じるでしょう。また、深い呼吸により副交感神経が優位となり、ストレッチ効果を更に促します。

但し、ただ呼吸をすれば良いのではなく、呼吸のやり方も重要です。筋肉は、息を吐く時に伸びるという習性を意識し、ストレッチをする必要があります。

ストレッチをする際には、呼吸方法とセット、という意識で取組むと良いですね。ダイエット効果のみならず、脳にも酸素がしっかりと行き渡るので、朝から頭も冴え、副交感神経が優位により、穏やかな朝を迎えることが出来ます。

お勧めの朝ストレッチと呼吸法

最近では、ストレッチや筋トレ、YOU TUBEなどでも沢山、紹介されておりますが、朝にするストレッチ、夜にするストレッチを分けて行う事をお勧めします。朝は活動を促すストレッチ、そして夜は入眠を誘うストレッチと分けてする事で、より健康的で効率の良い体になっていきます。

朝にストレッチは、活動を促すものですので、血液の循環を促すもの、そして怪我の予防も含めて関節の可動域を広げるストレッチがお勧めです。

それでは、筆者自身も毎朝、取組んでいるストレッチと呼吸法について紹介しましょう。

◉ 股関節ストレッチ

  1. 両脚を大きく広げる
  2. 膝の高さと平行になるまで腰を落とす
  3. 両手を膝の上に置く
  4. ここで、息を吸う壁から1m
  5. 上半身を右後方へ捻る 顔は右上に向けて、息を吐く カウント10秒
  6. 上半身を正面に戻し、ここで、息を吸う
  7. 上半身を左後方へ捻る 顔は左上に向けて、息を吐く カウント10秒

股関節は、下半身のみならず、上半身をも支えるとても重要な関節です。股関節の柔軟性は、歩行能力を高めることは勿論のこと、基礎代謝を高めることから、脂肪燃焼率を上げます。よって、痩せる効果を期待出来ます。

◉ アキレス腱ストレッチ

  1. 壁から1m離れて立ちます
  2. 右脚を後ろへ下げる
  3. 両手壁を押すことで、後ろ側にある右脚を伸ばす、息を吸い10秒吐く
  4. 脚を入れ替えて同様

このストレッチは、アキレス腱のみならず、足首も伸ばします。怪我の予防のみならず、ふくらはぎは、第二の心臓と言われている様に、この部分の血液循環の流れは、とても重要になります。老廃物の排出機能を高めるためにも、ふくらはぎのストレッチは、欠かさせません。

◉ 足首ストレッチ

  1. 段差がある場所に、両足をかける
  2. 両手を上に持つ所があれば、持ち、若しくは横に掴まる所があれば、両手で掴まる
  3. 体重を下半身にかけて、足首を爪先が45°上向きになる様に踵を下へ下げる60秒

息を吸い、吐きながら足首を伸ばしていきます。下半身の血流を促すことで、基礎代謝が高まります。基礎代謝が高まるということは、痩せる、痩せやすい体になっていくことです。急激に痩せることはありませんが、地道に健康的に痩せる体質を作っていく事になります。

それから、このストレッチをするにあたり、便利な器具があります。整体院や整骨院などによくあるストレッチボードと呼ばれる器具です。Amazonや楽天などでも家庭用サイズのものが販売されております。手頃な価格で販売されてますので、器具を使ってこのストレッチをすることもお勧めです。筆者も購入し、そのボードでストレッチをしておりますよ。

◉ 朝にすると良い呼吸法

呼吸法は、ヨガなどでも沢山の種類がありますね。筆者が紹介する呼吸法は、お世話になっている整体院の院長兼トレーナーの先生に教わったものです。これから紹介する呼吸法は、痩せる目的というよりは、なるべく風邪を引かずに健康でいる為のものです。

① 喉通りを良くする呼吸法

  1. 肩幅に足を開いて立つ
  2. 右手中指で、耳たぶの裏側を柔らかい物に触れる感覚で触る
  3. 上記の状態のまま、腹式呼吸を1分する
  4. 呼吸は、4カウントで息を吸い、8カウントで息を吐く
  5. 呼吸をしながら、頭の中で、元気に活動しているイメージをする

② 血流を良くする呼吸法

  1. 肩幅に足を開いて立つ
  2. 両手でウエストに触れる
  3. 先ずはその状態で1分、腹式呼吸をする
  4. 次に両手を前に持っていき、菱形を作り、へそを囲む
  5. その状態で1分、腹式呼吸をする
  6. 呼吸は、4カウントで息を吸い、8カウントで息を吐く
  7. 呼吸をしながら、頭の中で、血液が体全体を巡っているイメージをする

この呼吸法のポイントは、イメージを明確にするということです。よく、脳はイメージしたものに反応する、騙されやすい、と言いますが、この呼吸法についても同様な事が言えます。

ストレッチについては、まだ他にも沢山ありますが、上記のストレッチと呼吸法を行う事で、血液循環が良くなり、基礎代謝が高まります。これを毎日、続ける事で、結果、痩せるというわけです。