ダイエットを成功させるには、間違ったダイエット法によるリバウンドと過食を克服することにあると言えるでしょう。大抵の人が、結果を早く求める為、危険なダイエットに走る傾向にあります。短期で成果を出すダイエットには、リバウンドと過食が付いて回ります。そうならないために、リバウンドと過食を克服する解決策について解説していきましょう。
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間違ったダイエットによる健康への影響
短期で成果を出したいがために、危険なダイエット、間違ったダイエットをしている人が多いですね。確かにそのような方法によって、一時的に成果を出すことが出来るでしょう。しかし、その事がリバウンドや過食を結果的に招く事になるのです。
ダイエットを始める前にまずは、リバウンドや過食になるメカニズムを知っておくことが必要です。その事についてまとめた記事がありますので、参考までにご覧ください。
それから、間違ったダイエット法は、健康にも甚大な被害もたらします。
◉ 骨粗鬆症
体を形成していく大事な10代から20代の時に、間違ったダイエットによる食生活が原因で骨粗鬆症になる危険性があります。この年代で骨が活発に形成されていきます。カルシウム、マグネシウム、ビタミンDの不足は骨格を形成していく上で、大問題になります。
◉ 摂食障害
脳の視床下部にある摂食中枢と食欲中枢が、私たちの食欲をコントロールしております。しかし、間違ったダイエット方法を続けると、コントロールが乱れ、過食や拒食などの摂食障害を引き起こします。
◉ 婦人科系トラブル
間違ったダイエットによって、栄養不足状態となります。それによって、卵巣の機能が働かなくなり、女性の体をコントロールしている2種類の女性ホルモンの分泌量が低下します。その結果、生理不順、無月経、無排卵といった婦人科系のトラブルを引き起こします。最悪の場合、不妊の原因になる可能性もあります。
このように、間違ったダイエット、つまり早く成果を出したいが為に、過激なダイエットをすることで、極端な栄養不足になっていきます。人間の体は、食べ物をエネルギーとして成り立っております。根本の部分をおろそかにすれば、当然、体の機能は不調をもたらしますね。
女性はなぜダイエットに励むのか?
現代社会では、「痩せている女性」=「綺麗で、かっこいい、魅力的な女性」という定義が確率しております。モデルさん、綺麗系の女優さんなどの女性が憧れる職業の方は、痩せておりますね。
また、これは、男性にも当てはまりますが、「太っている」=「自己管理が出来ない、だらしがない」という定義も現代では確立されております。確かに体重管理は、自己管理ですから、好きなだけ食べて太っているというと、自己に甘いと見られるでしょう。
しかし、この定義は、主に先進国にある考え方なのですね。古代社会では、女性は、豊満な体をしている方が好ましいと思われておりました。古代では、科学なんてものは、存在しておりませんでしたから、まずは作物の豊穣を祈るわけです。作物の豊穣が生活の中枢にあります。そうなると肥えた大地が必要ですね。
痩せ細った土地ではなく、肥えた大地から作物が獲れるわけですから、豊満な体を持った女性が好まれるのです。女神を模った土器などを見ると、豊満な体をした女性がモデルになっていることが多いですね。このような傾向は、発展途上国では未だに見られます。アフリカなどの経済があまり発展していない国などでは、豊満な体をした女性の方が好まれるのです。
一方、先進国では、先ほどの自己管理の問題も含め、痩せている女性の方が好まれます。スタイリッシュ、かっこいい、素敵、綺麗、などの定義は、痩せている女性にあてはまるものですからね。ファッションモデルの洋服を始め、一般の人が着る洋服でも素敵だと思われるものは、ほとんど全てが、痩せていることが前提になっています。
このような世の中の定義が女性をダイエットに走らせる要因ではないでしょうか?
また、ダイエットに夢中になる女性の大半が、周囲から愛されたい、男性から愛されたい、認められたいという願望が、人一倍強い傾向にあると言われております。愛情不足が過激なダイエットに走らせる原因というデーターもあるのですね。
しかし、世の中の女性が思っているほど、男性はあまり痩せすぎな女性は好んでおりません。勿論、太っている女性は敬遠されがちですが、痩せすぎは魅力がないと多くの男性は思っているとのこと。程々に柔らかさを感じる程度の肉付きは必要という意見が多いので、
女性の方、過激なダイエットは決してしてはいけませんよ!この事が、かえってリバウンドや過食を招く事になるのですからね。
健康管理のための体重管理、という感覚でダイエットをしていきましょう。
本来の女性の美しさはここにある
筆者は、ダンスインストラクターを生業としておりますので、女性の美しさについては、高い意識を持っております。実際に自分の生徒にも、女性の美しさについては、踊りの表現にも関わりますので、よく話をします。
踊りで求められるものは、「見た目の美しさ」、これも非常に重要です。観客の方に、不細工なものより、視覚的に美しいものを観て頂く、この事は、人に見せるものであれば、まして踊りであれば当然の事です。
しかし、踊りには、見た目のものだけではなく、表現というものが大きく関わってきます。表現がなくては、観客に訴える事は出来ません。見た目の美しさだけでは、心地は良いですが、「綺麗だね」で、終わってしまいます。
表現力によって、観客の方に感動を起こさせます。ここで、初めて、「素晴らしい。心が躍る!」というような心を動かす事が出来るのです。
何を言いたいかと言いますと、この表現力というのは、その人自身が持っている人間力、魅力、人柄、生活態度などが大きく関わり、感動を引き起こす要因になってくるのですね。
つまり、見た目の美しさが優れていても、その人の人間力、魅力が欠けており、生活態度が悪かったりすれば、素敵な踊りをする事は出来ず、人に感動は与えられないのです。
この事は、踊りとは関係なく、世間一般でも同じ事が言えます。
容姿端麗で誰もが認める美しい女性でも、根性が悪く、マナーが悪く、意地悪な性格をしていれば、その人は、年齢を重ねると共に、醜くなっていくでしょう。生き方がその人の顔を作っていきますからね。
女性の本来の美しさとは、心、魂にあります。外見の美しさを磨く事も、当然必要です。この事は、美を追求する側として否定はしません。しかし、その美しさに磨きをかけるのは、心です。ハートと言ってもいいでしょう。
当たり前ですが、
- 大きな声で挨拶する
- 常に感謝とありがとうを忘れない
- 電車やエレベーターなどで、人を押しのけて入らない→ 譲るゆとりを持つ
- ゴミを所定の位置に捨てる
- いつも笑顔
という事を出来ない方は、美しくありません。まずは、人して基本的な事を心がけていけば、自分の心も満たされますので、過食に走ったり、過剰なダイエットに走る事もなくなりますよ。心が満たされていない事から、誤った世間一般の風評に惑わされて、過剰なダイエットに走るという事もありますからね。
それから、もう1つ。自分の心に栄養を付けることです。好きな事をして充実する、素敵な絵を見て、素敵な花を見て、自然に触れて、感動するという事をしていく事で、自分の感受性が磨かれます。感受性を磨く事で、人の心に寄り添えます。人の心に寄り添える女性には、沢山の人が集まってきます。
世間一般で言われている美しい女性像に惑わされず、心、魂を磨き、自分本来のオリジナリティのある美しさを追求しましょう。体重管理のためのダイエットは必要ですが、必要以上の体重制限はしてはいけませんよ。
正しいダイエット法によるリバウンドと過食の克服方法
前項で解説しましたが、ダイエットを成功させる秘訣は、正しい知識を持つ事です。リバウンドのメカニズムや脂肪燃焼メカニズムなど、ダイエットを実際に始める前に、知識としていれておく必要があります。
例えば、脂肪燃焼のメカニズムについてですが、どのようにして脂肪燃焼が起こるのか、また脂肪燃焼をしていくまでの過程や実際に脂肪燃焼が始まる時間などを知っておくことで、何をしなくていけないのかが分かります。
リバウンドについても、メカニズムを知っておくことで、何がリバウンドであり、リバウンドではないかを理解が出来て、むやみなダイエットをする事がなくなります。知識不足によって、精神的にも負担がかかり、不安にさせてしまい、最悪な場合、過食に走ることに繋がっていきます。
よくあるリバウンドのパターンとして、厳しいダイエット終了からの「解放リバウンド」があります。ダイエット方法が厳しいものであると、精神的なプレッシャー、ストレスも大きくなります。終了するとその反動で、解放感から過食に走り、リバウンドをしてしまうということになります。さらには、かえって以前よりも体重が増えてしまうことにもなり兼ねません。
このようなダイエット方法を繰り返していくと、過食症、拒食症などの摂食障害を引き起こしてしまう可能性があります。摂食障害を起こしてしまうと、体の機能がコントロール出来ず、危険な状態になってしまいます。
このような場合の解決方法は、「摂取カロリー>消費カロリー」が原因ではありますが、元の原因を辿りますと、「摂取カロリー<消費カロリー」のバランスが大幅に崩れたことで、起きている症状ですので、無理な短期的な過激なダイエットはしないで、長期的な計画の元で、ダイエットをすることです。
それから、過激なダイエットの結果、過食に走る傾向として、「ここまで頑張ったから、自分へのご褒美をしよう」「明日、食べなければいいから、今日は一杯食べようか」という思考パターンが見受けられます。
この思考パターンを繰り返していたら、いつまでたっても痩せる事は出来ません。この思考パターンを打ち切らなくてはなりません。だからこそ、一品ダイエット、炭水化物ダイエットのような偏りのあるダイエットは、絶対にしてはならないのですね。
食事メニューについてもしっかりと献立を考え、運動と合わせて食事管理計画表を作成するべきなのです。1人でやりこなす事が自信のない人は、クリニックなどに相談して、共同でダイエットをしていくという方法もあるのですよ。
まとめ
ダイエットには必ずと言っていいほど、リバウンド、過食の問題が付いて回りますが、正しい知識を得て、長期的に計画を立てていけば、必ず成功するのですね。また、健康に影響がある方は、ダイエットを深刻に受け止めなくてはいけませんが、そうでもないのに、過剰反応を起こして、過剰に痩せようとするのは、かえって健康に問題を起こします。間違った世間常識に囚われず、自分なりの美しさを追求していきましょう。